2011年05月08日

あの玉のはなし

テキスト書類を整理していたら、昔、書いた日記を見つけ、馬鹿馬鹿しかったので、載せておく。

第1話 ドラゴンレーダーをつくってくれる関谷先輩に茶菓子を持っていく

チャッピーの職場の関谷先輩は、パソコンを何台も持っている。
でもさすがにドラゴンレーダーはつくれないだろうと俺は思った。

ピザハットのバイトが終わって、携帯を見ると、チャッピーから着信があった。
折り返すとすぐにチャッピーが出た。

「おい、関谷先輩、レーダーつくれるかもだって」

後日、チャッピーとミチオを連れて、関谷先輩の家を訪ねることにした。
茶菓子用に、コンビニでせんべいを買った。
ドラゴンレーダーをつくってくれてるんだから、もっといいものをと俺は言ったが
チャッピーは、関谷先輩だから平気だよと言って笑った。

先日、同級生の茅ヶ崎クンが急死した。
おれたちは、久しぶりに集まり、茅ヶ崎クンの葬儀に出席したのだ。
茅ヶ崎クンは目立たないやつだったが、CDとかを貸してくれるいい奴だった。
通夜の席で、みな、茅ヶ崎クンの思い出を語りながら、酒をのんだ。
その時である。
チャッピーの足下に何か丸い玉が落ちているのをミチオが見つけた。
中に、星が4つ。
これが何か、俺たちにははすぐにわかった。

「おい、これで茅ヶ崎クン、生き返るかもしれねーよ!」

俺たちの冒険が始まった。

関谷先輩の家は、小田原にある。
俺らは、新宿から、本数の増えた湘南新宿ラインの快速に乗って向かった。
湘南新宿ラインは恐ろしいほど、早く神奈川につく。
未来がきてるとミチオは言った。

小田原につくと、関谷先輩が駅で待っていた。
関谷先輩は、トヨタのラウムという車に乗ってきた。
ラウムは、後部座席がスライドシートになっているため、便利だと関谷先輩が言った。

関谷先輩の家はマンションの5階にあった。
俺たちは、関谷先輩が出してくれた珈琲をのみながら、試作品と言われたレーダーをいじる。
丸い懐中時計のようなものに、ボタンがついていて
俺たちの知っているあれとはほとんど同じ形をしていた。
チャッピーがボタンを押した。
画面が明るくなって、玉のありかが映しだされた。

関谷先輩が横から顔を覗かせた。

「お、運がいいな、7つとも全部、日本にあるぞ」

疑わしかった。
世界中にちりばめられた、あの玉が、なぜ日本に揃っているのか。
確か、記憶では、あれは、集まると一回、散りじりになったような気がするのだが・・・
俺がこっそり、チャッピーに話すと

「関谷先輩が言うんだから大丈夫だって」
と笑われた。
関谷先輩がもっと詳しいことを話してくれた。

「今、光ってるのが、ここ、小田原だろ、あとは・・・世田谷区に一個あるな」

「世田谷区じゃわかんないっすよ」

チャッピーがそう言うと、 関谷先輩は
「もう一回ボタンをおしてごらん」と笑って答えた。

ボタンを押すと、地図が拡大された。
どんどんと拡大していくと、経堂のケーキ屋さんが映し出された。

「このケーキのどれかの中だな」

関谷先輩が言った。

大急ぎで世田谷に向かうべきであったが、ミチオが、5時から用賀でバイトだったため
再び湘南新宿ラインに乗り込むと、ミチオとは渋谷で別れた。

俺とチャッピー。どちらも体力には自信がない。
果たして、経堂のケーキ屋で待ち受けているものとは一体・・・

次回、経堂に店を出すのに何年かかると思ってんだ!

お楽しみに。
posted by okita at 14:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わくわく( ´∀`)
ちなみに
友達の子供も
☆の入ったボールを
持ってました
ゴムで出来ていましたが...。
Posted by ぎふっこ at 2011年05月09日 08:08
信用されてる関谷先輩が謎。

ぐっと気になります。


経堂のケーキ屋もリアルな場所ですね。

次回楽しみにしています。

Posted by ちぐ at 2011年05月11日 14:06
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