2014年02月03日

壁際へ、寄る

フィリップ・シーモア・ホフマンさんが亡くなったらしい。
もっと、見たかったなあ。
太った、とかブログに書いてる場合じゃない。

映画「横道世之介」が、いくつかの映画賞を、もらいました。
色々な方々に、ありがとうございました。
もうちょっと、頑張ってみます。

で、その映画祭で、去年の年末、フランスのパリに行ったのですが、そこで、財布をスられました。
シャンゼリゼ通りの、ど真ん中でした。
少女がついてくるなあとは思っていたのです。

追いかけたときには、もういませんでした。
小雨が降ってきて、路上に、立ち尽くしました。
しばらく呆然とした後、一気に焦りはじめました。
焦った私が、まずした事は、壁際へ、寄る、という事でした。
そして、煙草を一本、吸いました。
クレジットカードも入っていたので、混乱していたのです。
まずは、自分を落ち着かせる事が、第一でした。そして、考えました。
パスポートが盗られなくてよかった。
そう思うことにしましたが、実際、いろんなカードも入っていたので、泣きそうでした。
もう、僕なんて、エッフェル塔に刺さってしまえばいい。いや、いやだ。そう思いました。
電話した保険会社の人は、優しくしてくれました。
映画祭の方や、一緒に付き添ってくれた監督さんなどが、私を面白がって、慰めてくれました。
フランスの警官は、忙しそうでしたが、親切でした。
人は一人では生きれない。
そう思いました。
そしてまた、人は、本当に困ると、壁際へ、寄る。
そう思いました。
posted by okita at 19:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かつてヒトが洞窟で生活していた頃
片手で壁を伝いながら暗闇を歩いていたそうな。

「壁際へ、寄る」

おそらく、本能として、正解。
Posted by at 2014年02月04日 09:22
本当に困った時、体の周りの空間が一気に押し寄せてくるような感覚に陥るので、壁際に寄りたくなるのもわかる。。反対に嬉しいことがあった時はどんなに広い空間でも気持ちが飛び跳ねてるので気持ち良く感じる。
Posted by non at 2014年02月12日 11:25
昨年、保険証を落とした私。
運転免許書をもたない私にとって、唯一の身分証明証、それが保険証。
それがないとわかった瞬間、私はとりあえずTシャツの裾でメガネを念入りに拭きました。
動揺を悟られたくない人間(眼鏡着用)が眼鏡を拭くのというは本当です。
案外簡単に自分というものは社会で証明できなくなるという恐怖を味わいました。
輝く日差しが降り注ぐ、夏の日のことでした。
Posted by at 2014年02月16日 23:16
沖田修一監督のつぶやきを楽しみにしていますにこにこ
Posted by non at 2014年02月21日 00:17
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