2012年03月03日

横道世之介

「キツツキと雨」が公開しています。場所によっては、もうすぐ終わったり、また始まったりしている模様です。

観てくださった方々、ありがとうございます。
面白かった方も、面白くなかった方も。
二時間つきあわせました。貴重な時間をありがとうございます。

ほっこり系映画監督の端くれとして、これからもがんばります。

さて、次のほっこりする映画を、ほっこり準備しております。

情報がもう、公開されております。

「横道世之介」という映画です。
http://yonosuke-movie.com/

エキストラを募集しているので、暇な方は、ぜひ、参加してみてください。

忙しいときにかぎって、TSUTAYAから、半額のお知らせがきます。

これに、返信してみたら、どうなるんでしょう。

いつもありがとうございます。もうすぐ春ですね、僕は、今日、カツ丼を食べました。カロリーがちょっと心配、みたいなことを書いて、今度、返信してみようと思います。

家から、チャリこいで、ぜいぜいはあはあ言いながら、駅まで走り、満員電車に揺られ、具合が悪くなり、その場にうずくまりました。

もう嫌だ。

翼くんや、岬くん、若林くんにはなれません。
平戸中学、佐野くんになれたらと思います。
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2012年02月04日

本が出ました、買ってください

「キツツキと雨 〜ユートピアを探して〜」という本が、絶賛発売中です。

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映画のために、書きました。内容は、映画のノベライズとは、また別物とお考えください。
全然、違う話です。
主人公が、観光課のおっさんです。

本屋さんには、ないかもしれないので、一応・・・
Amazonなどでも買えるようです。

http://www.amazon.co.jp/キツツキと雨-ユートピアを探して-沖田-修一/dp/4041100917
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106106846

小栗旬さんが、帯を書いてくれました。
ありがたや。

映画監督が出てくる映画を撮ったためか、宣伝で、いろいろと顔を出しております。

偉そうに語っております。

つい、こないだまで、金がなくて、穴の開いたジャンバー着てたのに。

バイト先で、客に理不尽に怒られて、落ち込んだりしてたのに。

大学だって、留年してるのに。

もう、たぶん、俺の人生、ピークくさい。
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2012年01月17日

2・11

映画館に行ったら、自分のアップが予告で流れてて、冷や汗かいた。
映画に集中できなかった。
恥ずかしい。

シナリオの完成稿を会社で徹夜して書いて、朝方寝て、昼過ぎに目を覚まし、その日、震災があった。
もう撮影は、目の前に迫ってきており、その翌日も、ロケハンに行くことになっていた。
会社は地下にあったが、恐ろしいほど揺れたので、皆で外へ逃げた。
隣がお寺だったので、そこに避難すると、周りの住人たちも、皆、家から出ていて、状況を見守っていた。
テレビをつけると、もう、すごいことになっていた。
集まってきていた、スタッフさんたちも、皆、釘付けだ。
おのおのが、身近な人の無事を確かめるため、連絡を取ろうとするのだが、そう簡単には繋がらなかった。
結局、その日は、深夜にようやく電車が動き、無事に家に帰れた。

来月、11日。その直後に撮影した、「キツツキと雨」がとうとう、公開される。

震災について、何かを言ったり、書いたりする気もなかったが。
ましてや、この映画と結びつけるほど、自分が何かを考えているわけでもないのだが。

公開に際して、今まで頑に無縁でありたかった「キツツキと雨」が、やはり、無事に撮影がなされ、こうして公開されることについて、幸せなことだと思ったので、正直に書いてみた。

みなさま、ありがとうございます。
お時間あったら、ぜひ、劇場に観に来てください。

幸か不幸か、難しいことは、全然考えておりませんので。
posted by okita at 00:45| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

世田谷の魔女

東京国際映画祭にて「キツツキと雨」が、審査員特別賞を受賞しました。
関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
おかげで、酒が飲めます。
グランプリには軽すぎました。

いろいろなことが、滞っております。
待たせている方々、本当に申し訳ありません。

スマートフォンにしてから、メールがうまく送れません。
もう少し、指が細かったら、僕にもスマートフォンが使えるのでしょうか。
もはや小指で文字を打ちます。

メールをくださった方々、本当にありがとうございます。
手紙までくださった方、感謝感激して読んでおります。

滞っております。
自分のキャパを越えております。

世田谷。深夜2時。酒を買いに、西友へ走ったら、目の前を、魔女が通り過ぎました。
ほうきを抱え、自転車に乗る、世田谷の魔女。
飛べるだろうに。
いや、あれか、大人への階段を登りはじめ、猫の声も聞こえなくなったか。
ニシンのパイを持ってきておくれ。
そんな、ハロウィンの夜。

ファミコンウォーズのやりすぎで死にたい。
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2011年09月20日

上映など

トップページを、本当に久しぶりに更新しました。
こちらにも、情報を。

第2回東京ごはん映画祭にて、「南極料理人」を上映します。
こちらは、「食」をテーマにした映画祭で、他にも、様々な映画を上映するので、何やら楽しそうです。
ホームページはこちら
http://tokyogohan.com/filmfestival/

第24回東京国際映画祭で、新作映画「キツツキと雨」の、コンペティション部門出品が決定しました。
上映時間などの詳細は、こちらのホームページで発表があると思います。
http://www.tiff-jp.net/ja/
関係者のみなさま、本当にありがとうございます。

posted by okita at 23:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月14日

同じだ

チャン・グンソクと誕生日が同じだった。

駅の本屋で、サラリーマンが真剣な顔つきで、エロ小説を読んでいる

周りを気にせず、ただじっと読みふけっている

あれは、ファンタジー小説を読んでいる少年と同じだ

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2011年08月06日

脂肪

脂肪の吸収を抑える黒烏龍茶か、脂肪を消費しやすくするヘルシア緑茶か、それが問題だ

どちらも1日一本を目安に飲めという

脂肪を消費しやすくするヘルシア緑茶を飲んでからスポーツしたらいいのか
それで腹が減ったら黒烏龍茶を飲めばいいのか
二本飲んで平気なのか
そういうのはありなのか

脂肪の吸収を抑えつつ、脂肪を消費しやすくする飲み物はないものか
黒ヘルシア烏龍緑茶
いや
もはや、脂肪を消費する飲み物はないものか

脂肪
おい、脂肪

聞いてんのか、コラ
消費しろや、バカやろう
posted by okita at 13:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月20日

地デジ

俺は、地デジに変えない。

そう決めてから、何日が経ったろうか。
おとうさん、おかあさんは元気だろうか。

ここには、朝も夜もない。
レンガで積み上げられた壁は高くそびえ立ち、もはや自力では登れそうもない。
毎朝、6時になると、塞がれている天井から、光がさし、男の声がする。
「おい、地デジに変える気になったか?」
「変える気はない!」
男は、ため息をつき、「困った御仁だ」とつぶやき、天井を上蓋のようなものでとじ、去って行く。
ここにあるのは、真っ暗な闇と、転がっている、いくつかの骸骨。

俺は、地デジに変える気はない。

今にして思えば、あの画面左下の、放送終了の文字のでかさ。
悪意に満ちていた。
この国のホンキに、もっと早く気付くべきだった。

佐藤と木村は元気だろうか。
俺と同じく、地デジに変えないと決めた、佐藤と木村。
あいつらもまた、俺と同じように、このあまりに酷い、拷問に耐えているのだろうか。
ヤマダに火を放ち、コジマを爆破した、望月は、極刑に課せられたと聞く。

レンガの隙間から、一本のつるが伸びている。
俺は今、それを毎日、少しづつ食べながら、生きている。
時折、降る雨がレンガを濡らし、したたる、その水分をなめ回しながら、生きている。

俺は、地デジには、変えない。

朝がきた。
いつものように、天井から光が差すと、男の声がする。
「おい、いい加減、地デジに・・」
「変えるものか!」
男は、一瞬、黙ったが、やがて、深いため息をつくと、こう続けた。
「佐藤と、木村といったか」
「・・・さあ、そんな奴は、知らん」
「今日、地デジに変えたそうだ」

膝が震えた。

男は、天井を閉じて、去って行く。
取り残された俺は、高鳴る胸の鼓動を押さえられず、ただ、ひたすらに泣いた。
レンガを殴りつけた拳から、血を流し、つるをちょっと食べた。

TVの売れ筋ベスト3を、都内全店、いたずらに変えて回った、あの佐藤が。
ブラウン管のTVを、小学校の門の前で、子供たちに売りつけて回った、あの木村が。

目眩がする。

負けちゃだめ・・

誰だ・・

変えないで・・・
地デジに、変えないで・・

声がする。

か、かあさん!

修一、男は、一度決めたら、とことんやれ。
ところで、地デジってなんだ。

と、とうさん!

かあさんととうさん。
1年以上も前に、アクオスを買った、かあさんととうさん!

俺、がんばるよ。
負けないよ。

つたを両手に絡め、俺は、壁を登りはじめる。

今、地上はどうなっているだろうか。デジタル放送だろうか。

それでも構わない。

この国を、もう一度、アナログ放送に戻す、その日まで。

もう二度と、電気屋で、何を買っていいかわからない、おばあちゃんとかを、見ることがないように。
その手にしている、パンフレットは、捨てていいんだよ。

「2012年、7月、地上デジタル放送は終了し、アナログ放送に戻ります」

あー、地デジむかつく。
posted by okita at 03:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月15日

自転車のカゴ

ドラゴンボールの話がブログの先頭なのに嫌気がさし、更新。

太った。
腹がブヨブヨしている。
いままで着ていたTシャツが、ピチピチしだした。
いけない。
このままでは、僕の憧れ、ウォン・ビンになれない。

仕上げで、てんとこまい。
乗り換えの渋谷で、なんとなく下車し、意味なく、国際卓球渋谷店へ。
買う気もない、新品のラケットたちを握る。
泣きそうになる。
木曽檜のラケットを手にする。
俺、ちょっと前まで、木曽にいたんだよ。
木曽で映画撮ってたんだよ。檜とか、さんざん映画に出て来たよ。
一本丸ごと、切ったりもしたのに、この小さな薄い板が、今の俺には、遥かに遠い。
卓球してえ。心で呟く。

自転車が、パンクばかりしていて、もはや使い物にならず、慌てて購入。
家が駅から遠いので、死活問題なのだ。

最近の自転車屋は、やたらとスポーツタイプを推してくる。
やれ、新宿、渋谷まですぐだとか、運動になるとかいって、数万円するやつを推してくる。
そんなにいいならと、いろいろ見るが、俺は、自転車にカゴがないと嫌なんだ。
その旨を告げると、店の人は言う。
カゴを付けると、バランスが悪くなる。普通は付けない。
リュックを背負え、メッセンジャータイプのバックを背負えと。
俺は言う。
カゴは絶対です。
店の人は言う。
じゃあ、ママチャリでいいと思います。
俺は言う。
スポーツタイプに、カゴは付けれないか。
付けれますけど・・・
店の人が、苦い顔をする。
わかってるよ。常識なんだろ。
でも俺は、カゴが欲しいんだ。好きにさせてくれ。
間違いは、身体を張っておぼこむ、尾崎豊方式なんだよ。
結局、スポーツタイプにカゴがついた、店の人曰く、中途半端だという自転車を買う。
きっと、ちゃんとしたものが欲しくなりますよ。
店の人が言った。
カゴがついた、ちゃんとした自転車を売れ。
カゴが可哀想だ。

そして、今、俺は、その自転車に乗っている。
カゴが必要だったためしは、今のところ、ない。
だって、バランス悪くなるんだもの。
posted by okita at 04:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月08日

あの玉のはなし

テキスト書類を整理していたら、昔、書いた日記を見つけ、馬鹿馬鹿しかったので、載せておく。

第1話 ドラゴンレーダーをつくってくれる関谷先輩に茶菓子を持っていく

チャッピーの職場の関谷先輩は、パソコンを何台も持っている。
でもさすがにドラゴンレーダーはつくれないだろうと俺は思った。

ピザハットのバイトが終わって、携帯を見ると、チャッピーから着信があった。
折り返すとすぐにチャッピーが出た。

「おい、関谷先輩、レーダーつくれるかもだって」

後日、チャッピーとミチオを連れて、関谷先輩の家を訪ねることにした。
茶菓子用に、コンビニでせんべいを買った。
ドラゴンレーダーをつくってくれてるんだから、もっといいものをと俺は言ったが
チャッピーは、関谷先輩だから平気だよと言って笑った。

先日、同級生の茅ヶ崎クンが急死した。
おれたちは、久しぶりに集まり、茅ヶ崎クンの葬儀に出席したのだ。
茅ヶ崎クンは目立たないやつだったが、CDとかを貸してくれるいい奴だった。
通夜の席で、みな、茅ヶ崎クンの思い出を語りながら、酒をのんだ。
その時である。
チャッピーの足下に何か丸い玉が落ちているのをミチオが見つけた。
中に、星が4つ。
これが何か、俺たちにははすぐにわかった。

「おい、これで茅ヶ崎クン、生き返るかもしれねーよ!」

俺たちの冒険が始まった。

関谷先輩の家は、小田原にある。
俺らは、新宿から、本数の増えた湘南新宿ラインの快速に乗って向かった。
湘南新宿ラインは恐ろしいほど、早く神奈川につく。
未来がきてるとミチオは言った。

小田原につくと、関谷先輩が駅で待っていた。
関谷先輩は、トヨタのラウムという車に乗ってきた。
ラウムは、後部座席がスライドシートになっているため、便利だと関谷先輩が言った。

関谷先輩の家はマンションの5階にあった。
俺たちは、関谷先輩が出してくれた珈琲をのみながら、試作品と言われたレーダーをいじる。
丸い懐中時計のようなものに、ボタンがついていて
俺たちの知っているあれとはほとんど同じ形をしていた。
チャッピーがボタンを押した。
画面が明るくなって、玉のありかが映しだされた。

関谷先輩が横から顔を覗かせた。

「お、運がいいな、7つとも全部、日本にあるぞ」

疑わしかった。
世界中にちりばめられた、あの玉が、なぜ日本に揃っているのか。
確か、記憶では、あれは、集まると一回、散りじりになったような気がするのだが・・・
俺がこっそり、チャッピーに話すと

「関谷先輩が言うんだから大丈夫だって」
と笑われた。
関谷先輩がもっと詳しいことを話してくれた。

「今、光ってるのが、ここ、小田原だろ、あとは・・・世田谷区に一個あるな」

「世田谷区じゃわかんないっすよ」

チャッピーがそう言うと、 関谷先輩は
「もう一回ボタンをおしてごらん」と笑って答えた。

ボタンを押すと、地図が拡大された。
どんどんと拡大していくと、経堂のケーキ屋さんが映し出された。

「このケーキのどれかの中だな」

関谷先輩が言った。

大急ぎで世田谷に向かうべきであったが、ミチオが、5時から用賀でバイトだったため
再び湘南新宿ラインに乗り込むと、ミチオとは渋谷で別れた。

俺とチャッピー。どちらも体力には自信がない。
果たして、経堂のケーキ屋で待ち受けているものとは一体・・・

次回、経堂に店を出すのに何年かかると思ってんだ!

お楽しみに。
posted by okita at 14:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする